神奈川6 彫刻編15歳の彫刻師

飛鳥棟梁 2

2014年05月23日 21:14


これが今回の旅で私の一番見たかった、逸品です。どうですか?(笑)

164年前、当時15歳の少年の作品です。大鷲退治、勢いがありとても良かった。今日はちょっとくどく行きます。堪忍して下さい(笑)

大鷲の胸を踏み今にも刺しそうです。

松の木も自然です。たまには既成概念や人の決めた枠から飛び出す事も、面白いですね。

口にも気合が入っています。

龍の刺繍もしっかりです。

大鷲も足をしっかり掴み抵抗してます。


説明はいりませんね(笑)圧巻でした。


両面彫りでした。左に彫刻師名。右は氏子総代さん。

武蔵大里郡彫工国蔵藤原正房と彫ってあります。この脇障子は親方に連れられた当時15歳の国蔵が、神社完成間近最後に腕だめしで彫ってみなさいの作品です。15歳でこの力作。国蔵さんは、一体いつから修行していたのかと思いました。久しぶりにドキドキするような彫刻でした(笑)私も含め、皆さんも15歳の時自分は何やっていたのか思い出して下さい。 飛鳥棟梁